団地最高再考

naom2005-04-12

改めて、私は団地好きです。


理由の一つとして、窓がよく見えるから。


工場好きの理由もそうだが、私は外から内部・内状・仕組み等、
そういうものが、良く良く見え、良く良く分かるものが好きみたいだ。


最近の片廊下マンションは、共用廊下側はガッチリ閉まった玄関扉のみで、
バルコニー側も、手摺壁が立上がり窓は上部半分が見えるくらい。


が、少し前の団地だと共用廊下側にも窓があり、外から窓を見るだけでも、
トイレやお風呂の位置など、大体の間取りは分かってしまう。


窓って意外といろいろ語る。
窓の開閉具合で人の在不在はもちろん、
カーテンの色・夜は照明の色、など十人十色。
晴天時のバルコニーは、洗濯物とお布団で万国旗のよう。
窓は、採光と通風を内にもたらすと同時に、
内から外に向けて各人の情報を垣間見せてくれる。


そして団地は、それを見てくれと言わんばかりに、窓が並ぶ並ぶ。
壁を一枚隔てて、生活する各人のパワーが放射する放射する。
同じものや、無駄なものなんて無いなと思う。


外国に行くと、窓辺をディスプレイし、その内側にカーテンを
しているのをよく見かける。積極的に外にアピールしていて、
どんな人が生活しているのか想像して楽しくなる。


日本は、昼間でも薄いカーテンをしたり、京都の格子もそうだが、
採光通風は確保しながら、外からの視線は遮る傾向にあるようで、
人の生活を垣間見たい私としては、ちょっと寂しい。


防犯やプライバシー問題、敷地の狭さなど理由はすぐ見つかるが、
ここはぜひ、一家に一台ショーケースを!


で、これって一種のショーケースだなと思ったところ。

 → http://www.sawaman.com/index2.php


この沢田マンション、凄い迫力と生命力のある集合住宅で一目惚れしたのだが、
驚くことに「沢田夫妻」二人だけのセルフビルドだそう!


 → archi-map.net -&nbsparchi-map リソースおよび情報


世の中本当に、いろんなパワフル人がいて驚かされる。う〜ん、楽しい。