どっぷりご近所づきあい

naom2005-07-06

先月中頃、町屋再生交流会に参加した。


空家になってしまった町屋を再生し、町並み・コミュニティを再生しようと
活動されている人たちが全国から集まり、各事例の発表や、ディスカッション
などがあった。


ハードとしての町屋自体を残す問題。そして、ソフトとしての、町屋の住まい方・
住み続けていく智恵(日本文化)を伝える問題があり、地元住民と新参者との繋がりを
いかに生み出すかという課題があったように感じた。


町屋再生は、懐古主義(でも古い物には何かが宿っていると思う。)、
趣味としての町屋保存にとどまらず、町(都市)に心地よく住まう
ひとつの方法を提示しているのだと思った。


町家に限らず、老朽化したオフィスビルの空室利用や、最近目立つ高層マンション
における近隣とのコミュニティ形成など、都市部の住宅・地域問題に通じる課題を
含んでいるのではないだろうか。


若い世代に、町屋に住もうという人が多いそうだが、私も含め、濃厚なご近所
づきあいに憧れをもっている人って多いんじゃないかなぁ。